歓迎会はなくて当たり前
今思う。
歓送迎会って何だったんだろう。
医療業界は人の出入りが激しい。
毎月のように送別会、歓迎会をやっていた。
「宴会が多い部署」「少ない部署」「師長さんがお酒嫌いだから宴会はない」「飲むと楽しい師長」「院長は外科の宴会には参加するけど整形外科病棟には参加しない」なる様々な噂もあった。
今や歓送迎会って死語(この死語って表現も昭和)レベルで誰も言い出しもしないし、幹事もいない。
数年前まで、幹事は輪番制だったのだ。
オンライン歓迎会の罠
リハビリテーション科では去年オンライン歓迎会をやったそうだ。
しかし盛り上がりに欠け、幹事は大変だったそうだ。
「今年はパスっすね。あんなに汗かいたの初めてでしたよ。」
「宴会の途中で皆どんどん退室する、会話は途切れまくる。肝心なとこで画像フリーズが相次ぐし。」
理学療法士6年目の良二は、幹事をさせたら右に出るものはいない。
司会は上手い、一発芸は冴えてる。話の振り方が上手い。
そんな良二がオンライン歓迎会で苦労したと言うのだ。
「やっぱり歓送迎会って場を共にしてこそ盛り上がるんですよ。」
「オンラインで一発芸したんですけど、滑りすぎて。もはや黒歴史ですよ。」
どうやらオンライン宴会は気の知れた仲間少人数でやるほうが無難のようだ。
歓送迎会の失敗
歓送迎会の失敗なんて数知れずある。
翌日冷静になって、
「なんであんな事言ったんだろ。なんであんな事やったんだろ。」
頭を抱えたのは両手では足りない。
今でこそパワハラ、セクハラと厳しいが
パンツ一丁で踊り出す医者や、
少し前に流行った、全裸でお盆で局所を隠す芸をする強者もいた。
たいてい上手くいかず女子から絶叫されていた。
オンラインなら、あの裸芸を自宅でやるわけだよね。
家族がいる前で。
あの頃に戻れるのかな。いつ戻れるのかな。
もしかしてもう二度とないのかな・・。 MIKO
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