7日間夏休み大歓迎
うちの病院では、夏休みが何故か職種によって違う。
医師は7日間に対し、看護師は3日間、事務部門、コメディカルは「リフレッシュ休暇」として5日間。
医師は日当直や待機など変則勤務調整のために7日間だそうだ。冬休みは3日だから計10日間季節休になる。
7日間もずるい!と言いたいわけではない。休みを取ってくれたほうがありがたい医師もいる。
「形成外科部長最近見ないわね。」
「明日まで夏休みだって。明後日から出勤よ。」
チクリ魔の形成外科部長は、何かにつけ病棟のアラを見つけては院長、看護部長にチクる。
朝一番で病棟にやってきては、不機嫌な顔でカルテを閲覧している。
そう言えば、このところ朝見なかった。
いないと気付くのが5日目くらいだから、気付いたころにはすぐに出勤になってしまう。
仲良し3人の夏休み
看護師の夏休みほど組みづらいものはない。
①たった3日間なのに分けて取りたいスタッフ
②年休を合わせて7日以上取りたいスタッフ
③数人で旅行に行きたいスタッフ
④夏休み消化期限を延ばしてほしいと言うスタッフ
⑤買い上げてくれと言うスタッフ
①②はどうにかなるだろう。④⑤はどうにもならない。
③は辛い・・。仲良し3人で小旅行に行きたいのはよくわかる。旅費が高く、人が多いから土日じゃなく平日に行きたいのもわかる。大体旅行帰りは夜勤入りか、あと1日休みを希望するから更にシフトが組みづらくなる。
今年は、3日間の旅行の翌日の勤務は私に任せるという条件で3人組の旅行は承諾した。
しかし平日月火水に中堅不在はキツイわ。
3人組からの交渉
「師長、夏休み翌日の勤務なんですが、できるだけ夜勤でお願いします。帰りが夜11時過ぎなんです。」
仲良し3人組が、勤務表作りをせっせとやっている私の元にやってきた。
やっぱり来たか。3人とも手を合わせている。
夜11時過ぎ帰宅?知らない、関係ない。
と言いたいところを我慢して、
「旅行が終わったらすこしハードになるかもしれないけど協力お願いね。夜勤にできるかわからないけど考えておくわね。」
と冷静に返した。
仕方ない、こっちの夜勤を外してこっちへ。
勤務表作成ソフトが悲鳴をあげていた。 MIKO
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