何より楽しみ勤務表
勤務表は毎月20日までに作成しなくてはならない。勤務希望の締め切りは10日締め切りと決まっている。10日に希望を締めて作成し始めると、必ず数人が希望の変更を言いに来る。小学校以下の子持ち組だ。「授業参観が入った」「生活発表会の日程が決まった」「PTAの・・」これで嫌な顔をしてはいけない、許容範囲だ。想定内だ。
「そっか、〇〇ちゃん何年生になった？もう5年生？早いわね。しっかり成長を見守ってあげてね。」と返すと罪悪感が薄れるらしい。
自分も子育て期間中は、急な休みや勤務変更で職場に迷惑をかけた。休みの希望を伝えるたび居たたまれない気持ちになった。その時の上司の態度や言動で、励まされたり退職を考えたりしたものだ。
えっと、ここで夜勤が入れないならこうやって・・・。勤務表はパズル、いやルービックキューブかテトリス。自動勤務表作成ソフトもあるが思い通りにはならない。条件を入れて自動作成しても、アクシデントレベルの勤務表が作成されてしまう。よってほぼアナログに管理者が作成することになる。デジタル化になった現代で、数十年進化していないのですよ。
スタッフは勤務表作成がどの病棟の師長は早い、どの病棟の師長は月末ギリギリだとか噂している。早く仕上げても変更に次ぐ変更があるのですよ、大変なんです。
翌月の勤務表アップは一大イベントだ。アップするなり業務もそこそこに、まず自分の勤務、次に夜勤のメンバー、次にスタッフの休み希望をチェックする。
「沙絵さん、月始めに休み希望？今月末休み希望してなかった？連休でどこ行くの？」探偵並みに鋭く見抜く。
「えっ？私の夜勤、新人と2年目と？しかも2回も。」
｢とも子、〇大学の当直バイトに合わせて夜勤希望してない？｣わざわざ休みや夜勤明けのスタッフに写メするスタッフもいる。
「3日勤の夜勤入りが私2回もある！」
自部署の勤務を把握したら次は他部署をチェック。
これが毎月続くわけです。看護師って可愛い！ MIKO
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