新年度の始まり

Z世代
今年も新人看護師がやってきた。
完全に子供世代だ。
いくつか禁句ワードがある。
①干支は?
②平成?昭和じゃないよね?
③お母さんいくつ?

①は昭和生まれに多い質問で、Z世代は即答できないらしい。
②そもそも元号に明るくない世代だ。西暦を標準化しよう。
③これはただただ凹む。年取ってできた末っ子と聞くと安心する。

Z世代の看護師にとって一番手放せないものは何か?
去年の新人にも聞いたが、今年も「スマホ」。
1分程度の動画コンテンツやインスタ、リール動画が情報収集元で、長い動画は早送りするらしい。
そりゃ、延々と続く病院理念なんて集中できるはずないよね。

顔が似ている!
入社式が4月1日、オリエンテーションが明日4月3日から始まる。
入社式の幹部挨拶の合間、休憩時間に新人たちはスマホを取り出しいた。さっきまでの緊張した顔や退屈そうな顔はない。窓際で自撮りしている子、同じ学校出身同士で撮影している子、早くもリーダーシップを取っている子、それぞれに見ていて楽しい。
それにしてもまぁ、顔が似ていること。
年取った証拠かしら。新人看護師の顔が皆同じに見える。どうして皆小顔なの?

配属発表
当院では入社式に配属先を発表する決まりだ。
採用決定時にそれとなく希望に合った配属先を匂わすが、最終的には入社式で発表する。

友達同士で同じ配属先になった時の喜びよう、安心感もあるんだろうな。
微笑ましくなる。
逆に地方から1人で入職した子の不安気な表情が気になるところだ。
ホームシックは5月だな、と早くも想像してしまった。

配属先が発表され、次は師長紹介。
どんな印象を持つのだろう。
「怖そうな師長」
「優しそう」
「お母さんみたい」

私も例年通り満面の笑みを浮かべて挨拶した。
作り笑顔ではない。
子供のように思えてしまうのだ。

新人指導はプリセプターの役割だが、今の新人指導には多様性も必要だ。
昔の教育では時代錯誤と言われても然りだ。
ここで言う昔とは5年前のこと。
新人指導も1年毎にアップデートしなくてはならない。

日本の看護と医療
明日からオリエンテーションが2週間続く。
各部署毎に自己紹介コーナーがあり、新人は何度も自己紹介することになる。

今年はどんな新人さんかな。
新人看護師に果てしない力を感じてしまう。
未来の看護を変えるのは君たちだよ。
未来の日本の医療を支えるのは君たちだよ。  MIKO

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