どこか女っぽい
看護婦という言葉から看護師と呼び名が変わったのは2001年、「保健婦助産婦看護婦法(略して保助看法)」が男女雇用均等法により「保健師助産師看護師法」という名称に変更されたためである。
私が看護学校に入学した時、クラスには一人も男子はいなかった。入職してまもなく実習生に男子がいて驚いたものだ。 第一、看護学生の登竜門、一大イベントの「戴帽式」はどうすんだろう?同じくナースキャップを頭に載せる?これは学校によって様々で、胸にコサージュもあればピンバッヂもある。ナースキャップは「女性」の象徴ではないから、男子だからナースキャップは無し、って男女平等じゃないよね。ただの固定概念。
知っている限り周りの男性看護師は噂好きだったり、嫉妬深かったり、すぐに泣きごと言ったり、どこか女々しいところがある。病める人のケアをしたくて、この道を選択したのだから優しいんだろうと思う。もしくは食いっぱぐれのない職業を選択したか、医師、薬剤師には学力が足りなかったか。
ただ男性看護師は病棟に1人いるとかなり重宝する。
本質的に力が女とは違う。女性看護師2名分とは言わないまでも、確実に1.5名分力がある。年季の入った(年季と言ってもそこまで年取ってない)助手さんと2人いれば入浴介助やトランス(ベッドやストレッチャーへ患者さんを移乗させること)がラクになる。
意外とモテる男性看護師
力仕事に重宝するから男性看護師は引っ張りだこ。口の上手い助手さんたちは
「〇〇君がいると助かるわ。」と口々に言う。
若い看護師は男性看護師1人に手伝ってもらえば業務が終わるから、2人っきりになりやすい。仕事の話だけじゃなく私生活の話もはずむ。恋愛に発展することも多い。これは出会いの少ない医療者が陥る恋愛事情だ。汚物室やリネン庫でコソコソ2人で話していると、何故か噂好きの助手さんか瓦版屋の看護師に見つかってしまう。イケメンじゃなくても意外とモテるのだ。噂の2人が夜勤希望を同じにすると、噂は確定診断に変わる。探偵気質の看護師は「〇〇さんと〇〇君、また同じ夜勤希望ですよ。」とチェックしている。
人の恋愛は気になるのね。
腰を痛める男性看護師
男性看護師が腰を痛める原因は、力仕事がメインで、女性にベッドの高さを合わせて業務せざるを得ないことが主な原因。看護師は腰を痛めやすいけど、男性看護師のほとんどは腰を痛めている。休憩室でコルセット(マックスベルトのような簡易コルセット)を外し、休憩が終わるころに巻き直す。たいていは汚れたヨレヨレのコルセットだ。
効いてるのかな。
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