ホントに5類？
コロナが5類になって半年以上過ぎた。しかし依然として医療現場では恐々としている。先日も面会制限の事で家族が大声をあげていた。
「いまだに面会15分とか2人までとか、おかしいんじゃないですか？」
「世間の常識知ってるか？院長呼んで来い！」
受付けに立つ担当者も慣れたものだ。
少し前までは泣きながら対応していたが、
「院内ルールです。大変申し訳ありません。院内会議で検討いたします。」と定型語で対応している。
何故緩和できないのか？
もしも、万が一大幅緩和してクラスターが発生したら・・。感染力が強まったら・・。重症化したコロナが流行ったら・・。
すべて「たら、れば」だが院長すら号令を出せずにいる。
「緩和する、しないは感染制御室の役目だろ」
「運営委員会（幹部委員会）はどう言っているんだ。」「責任はどこが取るんだ。」すべてが責任転嫁だ。
結局、現状維持に留まった。
忘年会や新年会の人数制限は解除されたが、
「医療従事者として感染状況を鑑みた行動を。」と曖昧な一斉メールが送られた。
うちの外科病棟では4年ぶりの忘年会を開催予定だった。色んなゲームや出し物を準備していたようだ。
その直前1週間前、スタッフ2名がインフルエンザに罹患したのをきっかけに、やむなく忘年会は中止になった。
「仕方ないですよね。感染症に対してナーバスな時代ですから。」
「いつまで制限されるんですか？もう一般企業では忘年会も新年会もごく普通なんですが。」
デルタ株のトラウマ？
すべてはデルタ株時代のトラウマかもしれない。
急激な悪化、リスクが極めて少ない年齢でもあれよあれよという間に重症肺炎となった。あの時代のトラウマはこの先数年は癒えることはないだろう。
2024年は飛躍的に緩和しますように。withコロナが日常化しますように。
MIKO
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