看護師 夜勤あるある③

新作とキャンペーンに弱い
夜勤の一番の楽しみは夜中のおやつタイムだと思う。
おやつどころか食事も休憩も仮眠もとれないことが多いから貴重な時間だ。
新しいお菓子が発売されると必ず誰かが持ってくる。
特にチョコ系には敏感で、最近では必ず誰かが「チョコまみれ」を持参している。
夜勤中に食べきれなかったおやつは休憩室に置かれているから、流行りのお菓子を知ることができる。変わり種のブラックサンダーを知った時は衝撃だった。

スマホチェックしながらお菓子を食べる。
勤務表をチェックしながら「あーだ、こーだ」言いながらお菓子を食べる。
研修レポートを必死で仕上げながらお菓子を食べる。
ナースコールで呼ばれ、帰ってお菓子を食べる。
お菓子を食べている時はこの上なく幸せ。

コラボ商品や新作のお菓子には看護師は敏感だ。
コンビニスイーツのイメージを払拭したプレミアムロールケーキが発売された時は感動だった。
小さなスプーンで一口食べた時の幸せを今でも覚えている。
コンビニスイーツの変遷と進化を一番身近に看護師は感じていると思う。

パンの春のキャンペーンの時は冷蔵庫に応募ハガキが貼られ、あっと言う間にシールがたまる。
ハガキが誰のものなのかわからないが、皆点数シールを真面目に貼っている。
「2点って何のパン?」
「0.5点が5枚で微妙なんですけど。」
誰かが勝手に点数を数えてくれる。
おそらく期間中に数枚皿は集めているはずだ。

夜中の1時過ぎにカップスープやお菓子、ポテチを食べるものだから朝は間違いなく浮腫む。
浮腫み防止靴下のくい込み跡が痛々しい。
浮腫み自慢をしながら、ミミズ腫れのくい込み跡をボリボリ掻く。
夜勤によくある光景だ。
労災だと思うよ、このミミズ腫れ。
くい込まずズレず、フィット感が持続し浮腫みが取れる、できれば自動でマッサージ機能が付いていて格安な靴下をどこかのメーカーが開発したら、間違いなくバカ売れすると思う。
医療機器で使うフットポンプ(深部静脈血栓予防の下肢マッサージ器)の職員向けバージョンも喜ばれると思う。

夜勤に入る看護師がコンビニの袋を下げてスタッフルームに入る。
その袋の中に幸せや安らぎが入っているんです。  MIKO

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