急な休み
病棟管理上一番困るのが急なスタッフの休みだ。
インフルエンザ流行期や、今のコロナ禍では仕方ない部分もある。
よく休むスタッフが数人いると毎朝ヒヤヒヤする。
「よく休む」この分類に妊婦は除外しよう。
彼女らは悪阻や急なお腹の張りで休まざるを得ない。
元気な子を出産することも大きな任務であるから、急に休まれても微笑むことにしている。
「よく休む」この分類に未就学児を持つママナースは除外しよう。
彼女らは子供の急な熱やケガで、申し訳ない気持ちいっぱいで休みの連絡を入れる。
子供を育てあげることも大きな任務であるから、急に休まれても共感しよう。
その他、親の介護系も分類には含まれない。
生理痛も除外してあげよう。
毎月2日間休む子もいるけど。薬飲んでる?って聞きたくなるけどね。
じゃあ、何が含まれるか?
自身の体調管理だ。
持病持ちは仕方ない。
看護師が休む理由
看護師って体が丈夫なイメージ?
実際は世の企業より健康状態が悪いスタッフが多いかもしれない。
急に休むスタッフの理由ベスト3。
3位 頭痛
2位 腰痛
1位 眩暈
3位の頭痛は気圧も関係するらしく、台風シーズンや雨の日は要注意だ。
2位は職業病と言っても過言ではない。看護師のコルセット着用率は高い。巻き方も手慣れたものだ。
上着を少しめくるのだがナースステーションだろうが、メンズのいる休憩室だろうが気にしていない。ひどい子は廊下で巻き直している。
休む時はぎっくり腰症状、とにかく息をするだけで激痛が走る。
病院に来て受診をすすめるより、安静がベターな疾患だ。
1位の眩暈。看護師はメニエール病罹患率も高い。
朝起きて天井が回ったり床が回転して吐き気を催す。
受診と点滴がいいのはわかっているが、目を閉じていれば症状がおさまってくれることも多い。
神経質タイプの子に多い。
急に休むことが多いスタッフは妊婦、ママナース、持病持ち入れると全体の約3割。
タイトルにある「師長は休まない」
いや、「休めない」に近い。
でも周りの師長さんたちの昔を思い出すと、
皆休んでなかったわ。
「責任感が強い」とは違う。
類稀な強靭な心身の持ち主が多いのかもしれない。 MIKO
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