病院の売店①

病院のコンビニ

病院の売店をリニューアルする時、大手チェーンのコンビニか中堅かで迷ったそうだ。
大手は社員教育や売り上げに熱心で、新商品も積極的に取り入れるとプレゼンした。

大手フランチャイズチェーン店は開店資金が驚くほど高く、結局は中堅に決まった。

もともとあった売店をコンビニに変えただけのウナギの寝床のような細長い店舗だ。

売店のおばちゃん
30年近く店番をしてきたおばちゃんは、
「コンビニになるんだって。私はお払い箱。」
と言っていたが、コンビニに替わってみると派手な制服を着たおばちゃんがいた。

レジも手打ちではなくバーコードを読み取るだけ、お釣りも自動で出てくると感激していた。
売店時代はおかかおにぎりやジャムパンとシンプルな名前の品が多かったが、コンビニに替わって商品の名前が複雑になった。

開店当初、名前がなかなか覚えられないとおばちゃんは嘆いていたが今では、
「それ季節限定のラテで美味しいよ。ダイエット中?エスプレッソのノンシュガーならいいんじゃない?」
としっかり順応している。

昼時のコンビニ

病院のコンビニは朝8時過ぎと11時過ぎが混雑する。

朝ごはんのパンと飲み物を買い、休憩室で補給する看護師。

煎りたてのコーヒーを100円で買い、始業前のルーティンにしている医事課職員。
11時半になると好みのお弁当やパンが売り切れる前にと職員が殺到する。

菓子パン一択の研修医。

カルボナーラパスタやドリアが好きなリハビリスタッフ。

年中レタスサンドの外科部長。

あれこれ迷う事なく、決まったものを素早く手に取りレジに並んでいる。

ウナギの寝床のようなコンビニは中央で2分され一列に並べるように工夫されている。

レジは3カ所あるが人員不足で2カ所しか開いていない。

有料になってレジ袋を買う職員はいない。

病院のコンビニでエコバックを持参する職員はいない。

皆、弁当やパン、飲み物、おやつを両手に積み器用に運ぶ。

先週院長が鮭弁とお茶を買っていた。

弁当で隠すように運んでいたビスコを私は見逃さなかった。 MIKO

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