綱渡りの勤務

祈るしかない

太古の日本、感染症が蔓延したことが何回もあった。

感染症だけでなく飢饉や災害も。

そんな時権力者は祈願や遷都で乗り切った。

原始的でエビデンスはないが、祈ることは壁になっている現状を受け入れ、素の状態になれる。

大げさな祈りではなく、「窮地を乗り切れますように。」と実態のない何かにすがると

不思議と弱い自分をさらけ出すことができる。

ここ数週間、祈ってばかりいる。

朝始業前、

「休むスタッフが増えませんように。」
夜帰ってから、

「急に夜勤者が体調不良になりませんように。」

「早く皆復帰できますように。」

祈り方が正式ではないからご利益がないのなら、正式に祈ろうじゃないの。

勤務が組めない

相変わらず勤務が組めない。

子供が濃厚接触者、夫が感染、両親が感染。

新型コロナにどこまで苦しめられるのだろう。

ひとり復帰しても次に誰か休まざるを得ない状況だ。

誰がいつまで休むのか、休暇マップで追っていく。

子供が一人が感染し、次々に感染すると復帰も延びる。

休まなくてはならないのは現実だから仕方がない。

悪化しないよう、これまた祈る。

自宅待機中の感染対策や健康観察方法、重症化した時の対処法を繰り返し伝える。

自宅療養ハンドブックの隅から隅まで暗記してしまった。

綱渡りの勤務

金曜日の始業前、看護部長から電話があった。
「無理を承知で聞くわね。脳外病棟が急に3人休んじゃって今日の日勤が厳しいのよ。応援は無理よね。」

大人気ないが数秒黙ってしまった。
「無理よね。外科と整形外科は休みがすごいからね。声かけただけだから。」

医療現場では濃厚接触者でも毎日検査をして就業できる。

ひとり暮らしや夫婦だけのスタッフには有効だ。

毎日検査を受け結果が出てから勤務するスタッフや、ぎりぎりの人員で頑張ってくれているスタッフには感謝しかない。

翌日の日勤や夜勤が目まぐるしく変更になる。

一人休んだら組み直すのは至難の業。

休憩室にあるアマビエの絵はまだはずせそうにない  MIKO

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